「助けて」が言えない SOSを出さない人に支援者は何ができるか

「助けて」が言えない SOSを出さない人に支援者は何ができるか

「助けて」が言えない方に、支援者は何ができるか?を論じている本です。

鍼灸院に足を運ぶ方は、「助けて」と言える段階にいる方が多いのかなと。

なので鍼灸師に直接的に関係はないかもしれませんが、例えば患者さんの家族や知り合いの方にそういうことがあるかもしれません。

「困った人」で片付けず、その背景には何があるのか、を考えるのは大切なことだと感じました。

その中に、精神疾患特有の課題として、当事者が薬物療法の効果や利益を感じられないというものがあり、ある文献では、当事者の約半数が薬の効果が感じられないため服薬をしない、というデータもあるそうです。

鍼灸師も読んで損はない内容だと感じました。

  • 出版社 ‏ : ‎ 日本評論社 (2019/7/12)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2019/7/12
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 264ページ