特別インタビュー:近藤美貴

本当にここちめいどあってこその結婚であったりとか人生のステージが変わる場面の下地を作ってくれた感じです。/ Harriet(ハリエット) 近藤美貴

 

 

話スヒト:近藤美貴=ミ
聞クヒト:岩澤拓也=た

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た:鍼灸師としての自己紹介をお願いします!

 

ミ:はい、今は都内で鍼灸師をしてます。体質改善、ダイエットをメインに痛みやメンタル面のサポートをしています。

 

た:ダイエットだと女性が多いですか?

 

ミ:そうですね、ほぼほぼ女性です。一日で女性しかこない日もあります。

 

た:9割5部くらい女性?

 

ミ:そうです!

超人見知りだった幼少期~部活一色だった中学時代

た:ありがとうございます!ではミキティさんの人生を振り返っていきます。最初は幼少期からどんな子だった子だったか教えてください。性格とかですね。

ミ:すごく人見知りな子でした

 

た:意外ですね!想像できないw

 

ミ:見えないっていわれますw 美容師を経たからだと思います。小~専門まで友達も多くない。

 

た:意外ですね~

 

ミ:習い事でプールとか塾にいってましたけど、そこでよその学校の子と友達になれなかった。

 

た:どうしてですか?恥ずかしかった?

 

ミ:恥ずかしかったからです!どう声をかけていけばいいかわからなかった。

 

た:けっこう周りをみてたり、顔色をうかがってたのかな?

 

ミ:話しかけられれば話せるけど、話しやすいオーラも出してなかった。

 

た:どちらかというと受け身な感じ?

 

ミ:そうなんですよ~

 

た:でも友達はすくないけど狭く深くな感じで、仲良くなるかんじだったんですかね?

 

ミ:そうですね!

 

た:自分史をみると幼少期に「幼馴染」という単語が多いですけどどんな感じだったんですか?

 

ミ:周りに仲いい子がいないぶんどっぷりでした。家も近くて仲がとてもよかった。その子と一緒に「すごいよマサルさん」が好きでジャンプを読んで「これがよかったよねー」って話しながら下校したのが印象的です。

 

た:その子以外にも仲のいい子はいました?

 

ミ:あんまりいないかもw

 

た:他に好きなことはありました?

 

ミ:スーファミはよくやってました!ぱねるでぽんやセーラームーンのパズルゲーム。コンピューターと対戦して一回も死なないで全クリするとか謎のミッションを課していた。

 

た:かなりストイックなんですねwなんでパズルゲーム?

 

ミ:唯一できるのがパズルゲームだった。マリオとか横スクロールはうまくできないので。パズルゲームはできるから楽しかった。育成系もダメだったな

 

た:僕の周りではパズルゲームをやっている子は少なかったから、なんか知的ですね。習い事は何やってました?

 

ミ:プール、ピアノ、塾

 

た:小学校から塾?

 

ミ:小学校4年から行ってました!お兄ちゃんは5・6年からだったけど・・・母が小学校の先生で私の学力を心配してたのかも…なので早めにいれられたのかな?

 

た:中学受験とかじゃなくて?

 

ミ:普通に地元の中学にいきましたwでも記憶だとあんまり勉強できる方ではなくて、3年くらいまではなんとなくでしかしてなかった。今もだけど数学が苦手で、やらないでごまかしてばっかりいた。

 

た:宿題とか?

 

ミ:宿題とかは見られちゃうからごまかしてないけど、授業中にこの問題を解きましょうみたいなときに「わかんないからいいやー」ってなってた。みんなは「ハイハイ!!」って手をあげてたけど、あげてなかった。逆に少数派だったな。

 

た:ピアノは嫌々だった(自分史に書いてある)?

 

ミ:最初はともだちが通っていて楽しそうだと思って入った。そのお友達が自分の時間の前にレッスンを受けているんですけどすごく上手で、壮大な曲を弾いてた。私もそうなれるのかなぁと思ったけど全然なれず。自主練習もしないで通うから、おんなじことを毎回やるので成長が少なかった。土曜日にレッスンだったんですけど友達が「あしたのレッスンめんどくさいよねー」と言っていて私も「そうだよねー」って返していたけど、いったらその子はうまくて、私は本当に面倒くさかった。

 

た:じゃあ好きなこと、得意なことを伸ばそうって考えてた?ゲームとかピアノの話から考えると。どうなんだろ

 

ミ:そうかも。一回ピアノをやめようとおもったけど母が「本当に辞めちゃうの?」と聞かれて一度踏みとどまった。でも結局やっぱりいいですと言って。辞めた。

 

た:親には「がんばれよ」とか言われなかったんですね。いいですねー

 

ミ:あきらかに月謝が無駄だったって思われたのかもww今でも覚えているけど発表会の曲もまともに練習してなかった。本番でもつっかえつっかえ弾いていて、それを恥ずかしいとも思えなかった。それくらいの熱量だった。

 

た:好きになったらとことんやるは子供のころからあったんでしょうね。嫌なことは嫌って言える。

 

ミ:そんな小学生でしたね・・・

 

た:中学に入ってくると何か変わりましたか?

 

ミ:部活一色でした。小学校高学年からラルクが好きで。その中でもドラムの人が好きで。そんな中音楽室でドラムセットがあって、「かっこいい!吹奏楽部にはいればドラムができる!」とおもって入った。入ってみたら顧問の先生が前の学校で全国優勝したことのある先生でがっつりな吹奏楽だった。入ってみたらドラムができる曲は少なかった。

 

た:曲によって使う楽器が変わるんですね。

 

ミ:そうです!コンクールで使う曲はドラムが少ない。

 

た:なかなか触れないですねw

 

ミ:学校内でやるポップス曲なんかではつかえる

 

た:では普段はなんの楽器をやってたんですか?

 

ミ:基本は打楽器

 

た:木琴とか鉄琴とか?

 

ミ:そうですね!他にも大太鼓やシンバルとか叩いて音がなるものは打楽器が全部やる。

 

た:イメージだと1つ決めた楽器を3年間みっちりやるかと思ってました。

 

ミ:管楽器などはそんな感じ。打楽器は曲で変わる。いろんな楽器触れて楽しかった。

 

た:そう考えるとピアノやっててよかったんじゃないですか?素人目線だと楽譜読むのが大変そう。

 

ミ:ピアノは弾けないけど楽譜だけよめるのは良かった。音楽をやるハードルは下がる。

 

た:中学は部活って感じですね。

 

ミ:それこそ吹奏楽って夏に大会があるので家族旅行とかも私以外で行ってた。

 

た:成績とかはどうでした?

 

ミ:関東大会まで行けた!2、3年の時に。いい経験ができた。

 

た:関東大会ってどのくらいすごい?

 

ミ:地区、件、関東でだんだん上がっていく。関東には県で何校か行ける。金賞・銀賞・銅賞があって金賞をとると上の大会に行ける。プログラムナンバー順に金銀銅は発表されて、自分の学校が呼ばれるときにドキドキする。金ってなると「キャー」ってなる。

 

た:発表ってドキドキしますよね。僕は陸上だったから発表とかはないので、終わってから発表を待つのはドキドキしそう。団体競技だし、ドキドキ感を一緒に味わったりすると仲良くなりそう。

 

ミ:私の部活は特殊で上下関係が存在しなくて、3年のときに1年の子から「こんちゃーん」なんて呼ばれたりしてた。

 

た:それはすごい・・

 

ミ:ふつうは中学から上下関係ってあるような気がしますけど、私の先輩たちもそうゆうのが無くて1年から3年まで小学生みたいにわちゃこらしてる感じ。

 

た:いい雰囲気ですね

 

ミ:私は先輩に敬語は使ってましたけど、後輩は使ってなかった。わちゃわちゃしてたなー

 

た:なんでなんですかね?僕だったら後輩にあだ名で呼ばれたら怒っちゃうかも。

 

ミ:なんでなんだろう?入った時の風土なのかな?上下関係ない雰囲気。

感情を伝えて、受容して、承認してくれてってことが家庭内で作るってことは今は大事っておもう

た:他に思い出などありますか?

 

ミ:ここで明確に反抗期が来たなぁと。家の庭に迷い込んできた子犬がいたんですけど、家の前が国道沿いでけっこう車が多くて・・・前に飼ってた柴犬も門から出てしまい危ないって思うことがあった。だから繋いでない時は必ず門を閉めるって認識が家族内にあった中で。子犬が門んがあいてて飛び出してひかれて亡くなってしまった。その時が弟と母親が出かけたときに空いていて、弟はまだちっちゃくて「自分が閉め忘れたからそうなっちゃったんだ」ってすごく悲しんでいて、母親も責任は感じていたと思う「(弟に)違うよお母さんのせいだよ」って。

うちの母親ってネガティブな感情を表に出さない人で、普段は明るいんだけどテレビの感動ものなんかでも泣かないし、悲しい姿ってものをあえて見せないようにしているのか、元々そうゆう人なのかわからないけど、だけど私はかわいかったわんこだったし、かなしいって思ってたし、それを母がひょうひょうとしているように見えた。ケロッとしてる。それに腹が立ってそこから母への反抗期ってものが始まったなって思った。明確にここがきっかけ。

 

た:それをやられたらそう思うかもしれないですね。

 

み:ね、今聞いてみたらまた違うかも知れないけど

 

た:まだ答えは得ていない感じなんですか?

 

み:そうですね、「なんであの時へらへらしてたの?」とは聞けない

 

た:なかなか聞けないですね

 

み:そこが、なんか、自分の悲しみと、「なんで開けてたんだよ!」っていう怒りがある中でそれに対して、私が納得いくようなリアクションではなかった。それがもやっとしたんだろうなって思って理宇

 

た:中学何年のときの話ですか?

 

み:中学2~3年くらいだったと思う。

 

た:そっからお母様と関係性は悪くなった?

 

ミ:だいぶ口がわるくなったかな?いろいろな反抗をしたなぁって。ところどころ甘えたり、反抗したりって感じ

 

た:今は?

 

ミ:今は普通。何がきっかけかは忘れたけど高校のくらいになると反抗はおさまった。

 

た:それはしんどい出来事でしたよね?

 

ミ:かわいい、かわいい言ってて、もともと先住犬もいて。また大きくなっていてそのわんこの成長も見ていて。「(亡くなった子犬が)これからどんな子になるのかな?」って思ってたところを奪われた感じ。

 

た:おとしどころが無くなった感じなのかな?

 

ミ:そうそう

 

た:難しいですよね。今こうやって精神的なことを学んで相手のことを匹どう考えるとか、話し合えばいいじゃんって思うけど、なかなか中学生では難しいかも。

 

ミ:今思えば母だけじゃなくてうちの家族自体、家の雰囲気として思っていることをもっと言ってもよかったのかな?父と母が思っていることを意見交換する場もなかったし、ネガティブな感情だけじゃなくてもポジティブなことでも話ってことも極端に少なかったかも。他の家庭は知らないけども。
今思えばおとうさん、おかあさんってどう思ってたんだろう?って
まぁ昔の考えの人だから子供の前ではかないってものなのかな?

 

た:ミキティさんから見て会話が感情じゃなくて事柄のことが多いってかんじなのかな?会話は普通にあるんですもんね。

 

ミ:会話は普通にある。

 

た:そこに感情というか、本音がない?

 

み:遠慮している感じ、空気感

 

み:子供に対して、弟やお兄ちゃんに対してお母さんは「言えない」って遠慮してる人だなって親でも思う。お父さんに対してもこうしてほしいとか押し殺してそうかなって。そうゆう感情をつたえて、受容して、承認してくれてってことが家庭内で作るってことは今は大事っておもうけど。課題点として家族をつくることって難しいって思う。

 

た:でもいいかもですね。今後その課題をもって。ミキティさんの新しい家庭の方向性になるなら。僕も勉強になりました!

 

た:では高校生になってからはどうですか?印象に残っていること等は?

 

ミ:高校生の時も部活推薦でいったんで毎日部活って感じでした。

 

た:部活推薦ってすごいですね。スポーツ推薦見たいいな感じ?

 

ミ:そうです!なのでほとんど部活で休みなしだった。だけど高校生になるとテスト休みがあってその時は部活も休みになるので友達とちょこっと遊びに言ったり・・・

 

た:テスト勉強せずに(笑)

 

ミ:テスト勉強もするんですけど・・・ルーティーンがあってテストやすみになったら絶対美容室行くw「やっと髪切りにいける!」みたいなwww

なので次のテストがいつだから、どんな髪型にしようとかヘアカタログを見てるのが好きでした。

よく友達に「みきちゃん明日髪きりにいくっしょ?」ってよく聞かれてました。

 

た:ばれますよね?テストの度に髪が短くなるから

 

ミ:そうそう、毎回言われる。

 

た:じゃあ高校も吹奏楽の強豪に入った感じ?

 

ミ:私が中三の時に関東大会に出場していたので、通える範囲でつよそうなところはここかなって感じで、あとは中学の先輩も二人くらいいたので、それなら知っている人がいるので安心かなと。ここでも人見知りがでてた。
まぁでも高校ではあんまり成績が振るわなかった。ただやっぱり中学でると高校だといろんなところから来ている子がいるので、「そこって学区内なの?」って遠いところからも来ている子とかもいる。となりの県からもきている子もすごい多様性もあって、部活はさすがに縦社会みたいなのがあったんですけど、学校内で全然知らない三年生が威張り散らしていることもないというか。中学では知らない先輩にも「おはようございます!」って挨拶してたんですけどそうゆうのもない。

 

た:え、廊下ですれちがっても(知らない先輩に)挨拶するんですか?僕はそんなのなかったなぁ

 

ミ:え、そうなんですか?知らない先輩にも学年カラーみたいなのがあって、先輩だったら「おはようございます!」とか「こんにちは!」ってしてた。

高校に入ってもそういうものだと思ってて、知らない先輩に「こんにちは」って言ったら普通に無視されて「え?」みたいなww

 

た:中学では学校生活の先輩と部活の先輩との対応が逆転してますねw

 

ミ:なんですごいカルチャーショックというか「えーそんな世界も?」と感じた

 

た:自分史の所に「もっと遊びたかった」とありますが・・・そうゆう感覚が強いですか?

 

ミ:そうですね。高校になると部活やらないでバイトしてっていう子もいるじゃないですか。そういう子をみてると戻れるんなら部活やらないでめちゃくちゃバイトして遊びたい。

 

た:わかるー、やり直せるならやり直したい。行事とかはどうですか?僕の学校では部活やってない子たちが後夜祭とかでダンスとかバンドとかやったりしててウェーイしてたんですけど。

 

ミ:わりとそうゆうのはないかな。クラスの出し物とかは出来る限り協力出来ていたし・・・

あ、でも体育祭は二人三脚がめちゃくちゃ得意だったんですよ。男女ペアで各クラス3チームくらい選出してやるんですけど、一年生のときに組んだ男の子がいて、けっこうまぁぶっちぎりではやかったんですよ。そのこと三年間同じクラスで二年生の時は毎年やらなくてもねぇって感じで。三年の時は本気だすか?って感じで練習してまぁまぁぶっちぎり一番だった。

 

た:二人三脚が得意ってよりはその子との相性がよかった?

 

ミ:なんだろう、恥ずかしいとかどうでもいいからって感じで、他の子は「いっちにいっちに(キャピ)」だったけど戦略とか立ててた。身長差もあって、私は全力で走るから合わせてくれって感じで、相手が合わせるのがうまかったかな。それで私の全力疾走のペースで走ればだいたい他の人のペースには「勝てる!」。

 

た:けっこう全力投球な感じなんですね。行事系も

 

ミ:負けず嫌いってのもあった。それなりに目立つようなポジションではなくて、ちまちました準備でも関わって、クラスの出し物ができたらいいなって感じで満たされていた。

 

た:他は?

 

ミ:プリクラ帳つくるの流行ってた。今はどうなんだろう?

 

た:陽キャがいると男同士でもとってる人はいたなぁ

 

ミ:男もとってたかぁ。流行ってましたね

コミュニケーションツールにもなってた。「プリクラ交換しよう?」みたいな。

 

た:男女差が感じますね。男がとるときは「今この時の友情に!記念に!」みたいな感じだったかな

 

ミ:今のTikTokみたいな感じなのかな

みんなでなんのポーズやる?とかテーマ決めてとったりとか

 

た:一番印象に残ってることは?

 

ミ:吹奏楽で同じ打楽器をやっている子がいて、めちゃめちゃ仲良くて、お互いの誕生日にプレゼント買ったり、今でも連絡とったりして、このことはわちゃわちゃもするけど深い話?哲学的な話?もしてた。

気持ちとか感情の話?ができる。今でも。

友達との思い出が印象的かな。

 

た:中高友達は少なめな感じ?

 

ミ:もちろん部活内の子たちとは友達って感じでしたけど深い子は少ない

人見知りという課題。とにかく会話を続けようとしていた。
特に相手を否定しないってことを意識していた。

た:そうしたら美容の学校にいってるんですね。なんでですか?

 

み:エステの仕事がしたかった。高校生の時は社会のことがわからなくて、どうすればエステティシャンになれるかわからなかった。調べてもなくて、合同の説明会があってそこでエステに行く人も美容師の資格とってからなる人もいますよーっていわれて、「じゃあ美容学校行けばいいんだ」って。なので美容師にないたいとか、髪切りたいとかではなくて美容学校に行きました。

 

た:そうなんだ。

 

み:実際にいってみたら大卒でもいけて。でも授業でエステの授業があった。

 

た:専門学校ではどうでした?

 

ミ:高校の時よりもいろんな子がいて、より個性が強い子が多かった

 

た:美容の専門学校って個性が強い子が多そうなイメージがありますね。

 

み:おしゃれな子やぶっ飛んでいる子もいた

 

た:鍼灸の専門学校とちがってやはり個性は違う?

 

ミ:女の子とか本当に明るい子が多くて。ヒールで追いかけっこしてたりとか、きゃーどだだだだってヒールの跡で教室の床がへこんでる

 

た:陽キャの集まりですねww

 

ミ:そうですね。明るい子が多くてCクラスは動物園だなぁっていわれてた

 

た:そのなかでミキティさんも「うぇーい」って感じだったんですか?

 

ミ:NOウェイでした。自分とテンションが合う子と遊んでた。

 

た:美容師になってから人見知りが治ってきたといってたけど、専門の時から?

 

ミ:専門の時は周りから話かけてくれる子も多かった。自分でも接客業をやるのにこんな人見知りで大丈夫か?って課題感もあって、なんかやっぱり会話というかコミュニケーションというかとっていけるようにならないといかないなと意識し始めた。

 

た:どんな努力をしましたか?

 

ミ:とりあえず自分から話しかけるようにしようとした。

 

た:知らない人でも?

 

ミ:まぁでも他のクラスの子は人見知りだったかな。同じクラスの子は大丈夫になったけど。

 

た:自分の性格とかを変えるのって大変なイメージがあるんですが、どうでしたか?

 

ミ:就職した美容室がお客さんと常にしゃべっているようなところで、パーマとかのときは放置することが普通なんですが、忙しくなければお客さんの横にいて話してる。店長や先輩がそんな感じだったから、そうしようっていう雰囲気があって、なにがなんでも話さなきゃいけなくて。シャンプーのときとか最初はなんて話しかけようってなって、気が付いたらシャンプーが終わってるみたいな。
そのくらい何話そう何はなそうって常になっていた。あんまり質問ばっかりだとつまるから自分の話をしてみたり、とにかく会話を続けようとしていた。
特に相手を否定しないってことを意識していた。

 

た:そこで鍛えられた?

 

ミ:ぱっと見人見知りには見えないくらいの人見知りになった。

 

た:全然人見知りだってわかんなかった。

 

ミ:だからそのスキルを得て会話を成り立たせることはできる。その場ではいいけどメチャクチャ頭つかうから消耗のしかたがえぐい。

知らない人がたくさんいると苦手だなって思う。行きたいところならいいけど、そうでないなら無理やり人付き合いをしないようにしている。

やらないということを許すということをしている

気持ちとか感情の話?ができる。今でも。

友達との思い出が印象的かな。

 

た:中高友達は少なめな感じ?

 

ミ:もちろん部活内の子たちとは友達って感じでしたけど深い子は少ない

美容師から鍼灸師へ。しんどかった人間関係と

た:美容師からなぜ鍼灸師を目指した?

 

ミ:鍼灸師の学校に行くのにもあいだに3~4年あって。学校に行く前にリラクゼーションのもみほぐしに一回転職していて。美容師の時でもカットのデザインとかではなくてヘッドスパとかシャンプーとかシャンプー後のマッサージとかのお客様にきもちいいと思ってもらえることをやっている時が好きで。

美容師をしているときにお客さんでリラクゼーションを経営している人がいて、就職できませんかな?ってコネで働かせてもらった。

そこで何年か働かせてもらって、そこに柔整持っている人がいて、お客さんの対応でこうゆことですね~って対応ができてるのをみて、治療みたいなことを求められて限界を感じた。お客さんに鍼灸を受けている人がいて、私も同じところに受けに行って「鍼灸っていいな」くらいにしか思ってたけど行き詰ったときに体の勉強がしたいなと思って。せっかくなら資格がほしいと思ったときに鍼灸にしようと思った。

鍼灸の学校に通いながらリラクゼーションで働くというのが最初でした。

 

た:最初はエステをやりたかったんですもんねー

 

ミ:リラクゼーションでもフェイシャルもやっていたんでよかったんですけどその人がより訴えていることをより理解したうえでどう癒すのか、治すのか、楽にするのか?をちゃんとしたいと思った。

 

た:鍼灸師になってよかったですか?

 

ミ:よかったです!治療的なところを求められたときじゃなくても「最近ねむれないんです」「おなかが気持ち悪くて」とかいわれても筋肉ほぐすだけじゃ、どうしてあげられるんだろうとか、申し訳なさとか不甲斐なさとかを感じた。

でも鍼だったらアプローチができるっていうのがシンプルにうれしい。

 

た:うれしいんですね

 

ミ:そうですね。やっぱり武器があるっていうのがうれしい。

 

た:逆に美容師やっててよかったなぁとか経験が生きていることってありますか?

 

ミ:やっぱり、鍼灸って治療かもしれないけど、ある程度サービス業というところは必要かなと思っていて、そこは接客業を通ってきてよかった。あとは髪や頭皮について教えてあげられる。女性の方が多いのでそこはよかった。

 

た:あとは社会人になってどうですか、波乱万丈な感じにみえたんですけども

 

ミ:美容師さんも個性的な人も多くて、人間関係は大変だった。
ちょっと意地悪な先輩がいて。お客さんに私が気に入らなかったからか、愚痴っていた。
お客さんも優しい方が多くて、「仕事ってのはこうゆうふうにして、頑張っていかなきゃいけないんだよ」みたいな感じで、優しく説教されたり。
私は何がなんだかわからなかったので「はい!、はい!」って元気よく返事だけはしていた。

 

た:しんどかったですか?

 

ミ:結局はその先輩は辞めて、その後も来てくれていたお客さんがいて、ちょうど一回り年上の方だったんですけど、なんか私がライブが好きって言ったらレミオロメンのチケットがあるから一緒に行かない?って誘ってくれて。いきたいですーって言ってたんですけど。

その行きの電車で「〇〇さんが『近藤さんは世間知らずだ』みたいにいってるけど、私からしたらあの人の方が世間知らずだからね」って言ってくれて、電車の中で号泣した。

 

た:それくらい追い詰められていた?その人との関係性で

 

ミ:そうですね。一番最初は美容学校の二年生の実習が自分で実習場所を探さないといけなくて、それで何件か見学させてくださいってお願いして、いいところがあれば実習をお願いしようとしてて、最初はウエルカムな感じでやさしい先輩だったんですけど。
土日とかバイトにおいでよって言われてしてたんですけど、二年生って最終学年なんで冬休みとかは遊びに行ってたりとかしてバイト毎回いかなかったりとかして、ちょうど二十歳だったんで成人式もあったからせったくだし、爪伸ばしてネイルとかしたいなぁと思っていて、そうすると爪がお客さんとかにあたっちゃうからバイトに行かなかった。

それに一方的に腹を立てられて、それまで下の名前でよばれてたのに急に「近藤さん」とかって呼ばれ始めてあからさまに態度がきつくなっていった。
というのがあって「なんであれでやれてたんだろう」って思う。ストレスはあったんだろうな。じゃなきゃお客さんにいわれて泣かなかったと思う。

 

た:じゃあいわれて気づくってことは当時はあまりしんどいとは思ってなかった?

 

ミ:社会人1年目で必死だった。どうやったらお客さんと会話ができるんだろうって。人見知りだったし。あとはシャンプーだけじゃなくてカラーがぬれるようになるまで毎日練習したり。自分のスキルをあげるためにいっぱいいっぱいだった部分もある

 

た:ため込んでいって辛くなりそうな気が僕はしますけども・・・

 

ミ:よく体や心が大丈夫だったなぁって思います。

 

た:僕なら耐えられないかなぁなんて思います。

 

ミ:職場にそうゆう人がいたらちょっとおかしいなって思いますよね?

 

た:思います!周りからも見えてますよね。いやーお疲れさまでしたって感じですね。
そうゆう経験があったからこそ今メンタル系の方たちと向き合うことができて、共感できる部分があるんじゃないかな?って思います。

 

ミ:まったく同じじゃないにしても、少しは理解できたり、こうなんじゃないかな?って考えることはできる部分もありますね。

た:波乱万丈だぁ。

前まではいかに選んでもらおうって考えていた。自分が選ぶんだって主役が変わった。

た:社会人になって聞いていいのかな?最近ご結婚されたということで、おめでとうございます!

 

ミ:ありがとうございます!

 

た:そのへんの話も聞いていいですか?

 

ミ:大丈夫です!

 

た:籍はもう入れてるんですよね?

 

ミ:入れてます!

 

た:同業のかたですか?

 

ミ:看護師さんです。

 

た:かっけー叔父が看護師でかっこいいなと思ってました。

ミ:弟が看護師で、弟の仕事ぶりってなかなかみれないんですけどおばあちゃんが入院してて「今日あたりが山かもしれない」って時に家族全員集まって、おばあちゃんのところに行ったときに寝たきりのおばあちゃんの下着を取り替えていてそれがなんかやっている人じゃないとできないな交換のうまさみたいな感じで。こえのかけ方一つ、それを見てかわいい弟って思っていたけど社会に出て仕事していてすごいなーって思った。
それを何年か前に見ていて、「看護師さんってすごいよね」という下地ができていて、旦那さんとの出会いはマッチングアプリだったたんですけど、そこに看護師してんますって書いてあって、その職についている人の安心感みたいなのがあった。信頼しやすいというのがありつつ、会ってみてってとこからスタートです。

 

た:なんか弟さんに感謝っすね~

 

ミ:そうなんですよ~なんかのタイミングでいわなきゃなと思ってる。

 

た:結婚してみて変化はありました?

 

ミ:結婚する前からなんですけど、なんか私、パートナーの選び方を考えなきゃいけないなと思っていて。そうゆうのがあった中で、今後末永くいっしょにいる人を選ぶ中で自分がどういられるか?自分らしくいられることで幸せだなって思える状況を一緒に作れる人を選んだ方がいいなって思ってた。付き合い始めた時点からこの人となら一緒にいられるって思えた。今まで付き合った人って申し訳ないんですけど付き合いながらも「どっかで別れちゃうんだろうな」って思ってた。みんな。初めて、よっぽどの変な時期がない限り一緒にいられそうって思ってた。付き合ってて安心感もあって。いざ結婚して話し合うことが多くなる中で、もちろん言い合いになることもあるけど、毎回二人で落としどころ見つけられて解決できているかなって。
そうゆう人に出会えてよかったなぁ

 

た:ニヤけちゃいますね。この話聞いて前にもこの話聞いたなぁって思い出した。ここちめいどの1期生のzoomの時に過去の話を聞いてたからなんか僕もうれしい!

 

ミ:成長できたのも結婚できたのもここちめいどのおかげだと思っている。
それこそ自分がどうしてこのようなタイプ(ダメンズ?)の人たちと付き合っていたのかとかっているのも振り返ったこともなくて。私「可哀そうなイケメン」が好きなんですよ。

 

た:すごいパワーワードでてきたwww

 

ミ:ちょっとなんか自分が好きな顔をしていて、ちょっと愁いを帯びている、少し影があるみたいな。そこに寄り添いたいみたいな感じがあった。癖として。
そのせいか付き合う人は片親とか家庭環境が崩壊している人が多くて、自分が引き寄せてた。

 

た:なんだろ、愛がたりない、欲してるみたいな人?

 

ミ:という人が多かった。最初はそうゆうポジションに収まりたくて、入っても結局全部が全部私がいればこの人は大丈夫ってわけでもなくて。その人が選んでそうしてるんだなって。結局は自分らしくいられるような、心を許せるような関係性ではなくて、本音でなんでも話してとか、ふざけてとかできなくて自分でセーブしていた。ここちめいどの傾聴のワークの中で自分がどうゆうところに愛情を感じるか?それは人それぞれだよね。という話の中でじゃあ自分はどうゆう人と付き合った方が愛情を感じられて、安心ができるのかなというところを考えるきっかけになった。こうゆう人を選ぼうって思えるようになった。
前まではいかに選んでもらおうって考えていた。自分が選ぶんだって主役が変わった。
それってここちめいどで価値観とか内省して整理したからこそ結婚できたと思います。

 

た:具体的にどうゆう変化がありましたか?

 

ミ:連絡がマメな人の方が安心できる。LINEを一日1~2通でも返してくれるとか。自分が選ばれる側として動いちゃった結果そうじゃない人と付き合ってた時はすごい不安になった。付き合う前とかで安心できるかどうかチェック入れようって思った。

 

た:振り返る機会が与えられて、整理して言語化できたってかんじですかね?

 

ミ:そうですね。なんかこうゆう人がいい、私は!というのが具体的になった。

 

た:そうなってくると簡単ですよね。合っている人を探すだけですもんね。憂いた感じとかあいまいですよね。

 

ミ:より自分を知ることで考え方が変わった。

 

た:ここちめいどはそうゆうワーク多いですよね。傾聴の前に自分を知ろうって

 

ミ:価値観って人と比べることってないですよね。人との違いってこうゆうことがあるんだってわかって、それを良い悪いでジャッジしないで話せる

 

た:話してもよい空間ですよね。なに言ってもだれもなにも否定しない

 

ミ:ここちめいどに入ったからこそここちめいどでいる自分みたいな状態で一緒に入れる人を探した。そこはありました。そうなったときにどんな環境だろうって。

 

た:それいいですね。ここちめいどで出せる自分でいられれば幸せになれるってわかったかんじですね?

 

ミ:そうです。だから今までこうゆうこと言っちゃいけないとか、我慢してたこと、パートナーにネガティブな話をしちゃいけないとか、結局お母さんみたいだなぁって。

 

た:ここで戻ってくるんですね。

 

ミ:ちょっとポジティブで明るい感じの女性がいいかなって思ってたけど「あなたのあの時のあれ嫌だったんだ」みたいなことをまったくいったことがなかった。ただ旦那さん関しては初対面の時にちょっとモヤったことがあって、それを言ったんですよね。「さっきのあれどうかなって思いました」それを言っても怒ることもせず、「あれはこうゆうことだったんだよ」って説明してくれて、なんかそこで成功体験を積ませてくれた。

 

た:言うのに勇気がいりませんでしたか?

 

ミ:ただ旦那さん、付き合った人の中で一番タイプじゃなかった(笑)んで・・・

 

た:ミキティさん像のイケメンではなかったwww

 

ミ:それがめちゃくちゃ好きな顔だったら嫌われたくないと思って、たぶんモヤったことも言えなかった。

 

た:それもよかったんですね~

 

ミ:失礼だけど顔はタイプじゃないし、怒って嫌われも別にいいやってwww

 

た:運命ですかね

 

ミ:初めて男性に言って大丈夫だったってことが良い経験をさせてもらった。

 

た:小学校、中学校の話じゃないですけど、親って人生の神様っていうか性格とかを培っている先導者かなって思うんですけど、今回のことってそこから自分の道を新しく作った感じしますよね。

 

ミ:親って自分が人として、社会に出ていくにあたってこゆう振る舞いをしたほうがいいんだなって。無意識に学んでる部分はあると思うのでそうゆう所にも関わってきたのかなって思いました。

 

た:今日話を聞いて上からっすけど成長しているなって思いました。

 

ミ:自分でも成長しているって思う

 

た:変われるんですね。人って。なんかすごく感動してます!

 

ミ:やっぱりここちめいどに入って一番最初にまな先生と話したときに、自分が抱えているいきづらさを話したときに、価値観のフレームの話を聞いて、価値観のフレームって親から引き継いでいる女性は多いんだよって言われて、お母さんがこうするべきっていう価値観にハマれてないと苦しいって。まさに私がそれで、だから苦しかったんだ~

 

た:一発目から確信を得たんですね

 

ミ:納得したからこそ、私って変われるかもって思った。

 

た:そして変われたんですね

 

ミ:ほんと、そうですね!本当にここちめいどあってこその結婚であったりとか人生のステージが変わるのの下地を作ってくれた感じです。

 

た:なんて言ったらいいかわかんないけど一緒に勉強できてよかったです。壮絶な人生を聞いてきたような気がしますね。ちょっとすごいとしか言えないっす。ではこんな感じの人生ってことで良いですか?

 

ミ:大丈夫です

 

た:ここからまた進化していきそうですね。あれ結婚したのって最近?

 

ミ:3月にして、一緒に住むのは4月から

 

た:また山あり谷ありみたいになるかもですが、ここちめいどで学んだことがあるから・・・なんかここちめいど推しが強いかな?でも本当に自分を知っていると相手への対応とか気持ちに寄り添ってあげれるようになりますからいいですね。

 

ミ:なにかあっても客観的にアドバイスをしないって安心感がある場でまな先生にも月一の面談で安心して話して整理させてもらえる時間があるので「私には面談がある」ってお守りみたいになってる

 

た:いいですね。

今日はありがとうございました!

ミキティさんのことをたくさん知れました!