思いがけない妊娠をした方を受け入れる
マザーズハウスの活動をしている
小さないのちのドア様と業務提携契約を締結
「知らなかった」では済まされない現実へ、鍼灸で光を。
小さないのちのドアとの業務提携で目指す「三方よし」の支援
「妊娠」は、多くの人にとって喜ばしい出来事です。 しかし、その光の裏で、誰にも相談できず、たった一人で絶望の淵に立たされ、社会から孤立してしまう女性たちがいます。
これは、決して遠い世界の出来事ではありません。
本日、私が主宰するオンラインサロン「ここちめいど」は、予期せぬ妊娠等で悩む女性を支援する「公益社団法人 小さないのちのドア」様と業務提携契約を締結いたしました。
今回の記事では、この提携の報告と共に、私たちがなぜこの活動を始めたのか、その背景にある「私たちが直視すべき現実」についてお伝えします。
1. 私たちが動いた理由:孤立する女性たちをめぐる5つの事実
私たちが支援を決めた背景には、「小さないのちのドア」様の活動から見えてきた、衝撃的な事実がありました。まずは、この現状を知ってください。
① 1〜2週間に1人、消えていく赤ちゃんの命
日本では「1〜2週間に1人」の割合で、生まれてすぐの赤ちゃんが遺棄されたり、命を奪われたりする事件が報道されています。彼女たちが「そうせざるを得なかった」背景には、私たちが想像する以上の孤独と絶望が横たわっているのです。
② 貧困、虐待、障害…複雑に絡み合う背景
課題は「予期せぬ妊娠」だけではありません。精神疾患、貧困、虐待など、彼女たちは元々、脆弱な土台の上でギリギリ立っている状態です。そこに妊娠という出来事が重なり、一気にバランスを崩してしまうのです。
③ 「また裏切られる」という恐怖
支援のたらい回しは、人を信じられない彼女たちにとって「また見捨てられる」という恐怖体験になります。「小さないのちのドア」が、切れ目のない「伴走」を大切にしているのは、信頼関係こそが支援の土台だからです。
④ 社会の不安は、一番弱い場所を直撃する
コロナ禍の際、相談件数は爆発的に増加しました。社会が不安定になると、そのしわ寄せは最も弱い立場の人々を襲います。これは、誰もがこの問題の隣人になりうることを示しています。
⑤ 「自分のためにケーキを焼いてもらったのは初めて」
施設に入所する女性の多くは、家族との温かい思い出が乏しく、「自分のために何かをしてもらう」経験がありません。彼女たちに必要なのは、単なる衣食住だけでなく、大切にされる経験を通じて心を育み直す「育ち直し」の支援なのです。
2. 「ここちめいど」ができること:鍼灸を通じた「三方よし」の支援
こうした現実を前に、私たち「ここちめいど」に何ができるのか。 単なる寄付に留まらない、私たちだからこそできる支援の形として、今回のプロジェクトは生まれました。
支援の仕組み
本提携に伴い、当サロンの社会貢献活動(CSR)の一環として、「小さないのちのドア」を利用される皆様および従業員の皆様へ、鍼灸施術の提供を開始いたします。
本プロジェクトでは、当サロン所属の鍼灸師・ひろみ氏が施術を担当します。 最大の特徴は、その施術報酬を当サロンが支払うスキームを採用している点です。
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支援先(ドア様): 金銭的負担なく、心身のケアを受けられる
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技術提供者(鍼灸師): ボランティアではなく、適正な対価を得て仕事ができる
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サロン(ここちめいど): 社会課題解決への貢献と、メンバーの活躍の場を創出
無理なボランティアに頼らず、持続可能な**「三方よし」の支援モデル**を目指しています。
3. この活動に込めた「2つの願い」
この活動には、施術による身体的なケア以上に、強く願っていることがあります。
① 「大切にされる」体験を届ける(育ち直しへの寄与)
先ほどの事実にもあった通り、彼女たちに必要なのは「大切に扱われる経験」です。鍼灸という、人の手による温かいケアを受ける時間は、「自分は大切にされるべき存在なんだ」と思い出す、ささやかながらも重要な瞬間になると信じています。
② 将来の選択肢を広げる
施術を通じて、自立した女性鍼灸師という職業に触れていただくこと。それは、進路に悩む利用者様にとって、「こういう生き方もあるんだ」「手に職をつける道もあるんだ」という、将来のキャリアや生き方の選択肢を広げるきっかけにもなり得ると考えています。
おわりに:社会で支える温かな眼差しを
今回ご紹介した事実は、個人の自己責任で片付けられるものではなく、社会全体で向き合うべき構造的な課題です。
「小さないのちのドア」の存在を広く周知し、孤立しがちな妊産婦の方々へ支援の手が届くきっかけを作ること。そして、鍼灸師という専門職が社会課題の解決に寄与できることを示すこと。
今後は、本活動を継続的なものとするため、サロン内外でのイベント開催なども視野に入れております。 サロンメンバーと共に知恵を出し合い、社会の片隅で声にならない悲鳴を上げる人々へ、静かに、しかし確実に支援の輪を広げていく所存です。
引き続き、皆様の温かいご支援とご注目をよろしくお願いいたします。
